「初めての古着ってなにを着ればいいの?」
「古着を買ってみたいけど1人で古着屋さんに行くのが不安…」
「古着を使って個性的なスタイルをしてみたい!」
いまこの記事を読んでいるあなたは、こんな悩みをお持ちではないでしょうか?初めて古着屋さんに入るまでは、筆者もあなたと同じ気持ちでした。
結論ですが、古着は身体にまとえる最高の趣味です。
古着を集めはじめて7年が経ち、多くの古着に触れる中でとことん「好き」を突き詰めて自分だけのスタイルを見つけてからは、ファッションの枠を越えて、服という趣味にさらに夢中になりました。
この記事は友人の古着スタッフ監修のもと、以下の内容を紹介します。
- 古着の魅力
- 古着初心者におすすめのジャンル3選
- 初心者におすすめの古着アイテム5選
- 筆者の古着の楽しみ方
- 筆者のお気に入り古着アイテム6選
ぜひ、最後までご覧ください!
初心者に伝えたい古着の魅力5選
1. 一点物の価値がある
古着には1点ごとに独特の色落ちやダメージがあり、デザインの一部としてのかっこよさがあります。
特に年代が古い物だと、もともとの持ち主が修理した痕跡があったりと、古着にはその一点にしかない魅力や価値があるといえるでしょう。
ひとつとして同じ物がない古着だからこそ、ファッションで周りと差をつけられるのも服としてのファッション性が高いですね。
2. 個性的なファッションができる
古着は着るだけでその人の個性を表現できるので、人と被らないオシャレができるのも魅力のひとつです。
古着のファッション系統は、アメカジ系・ストリート系・ヨーロッパ古着系・ミリタリー系など、ほかにも多くのジャンルがあります。
そのなかで自分だけのスタイリングをすれば、個性を出しつつオシャレ度が高い着こなしができるでしょう。
古着は歴史の深さも相まって多くのジャンルがあるので、あなたに合った自分だけのスタイルを見つけられることでしょう。
3. ほかの趣味と一緒に楽しめる
古着はファッションとしての魅力はもちろんのこと、他の趣味も合わせて楽しめる側面もあります。
例えば、春夏に着ることの多いTシャツには映画、バンド、アニメ、動物、など、例を挙げるときりがないほどに多くのデザインがプリントされており、コレクション面での楽しみもあります。
筆者はディズニーが好きで、シーズンに入るとレアなディズニーTシャツを探し求めて頻繁に古着屋さんを巡っています。
4. 現行品よりも安い
デザイン性が高い服やブランドの服はどうしても価格が高くなりがちですが、古着ではその多くが手に入りやすい金額のものが多いです。
ハイブランドを例に挙げると、ブランドごとに多少の差はあるものの、定価の半額以下で販売されている場合が多いです。古着として着ることで、新品のときよりも緊張感を持たずに気軽に袖を通せるのも魅力ですね。
5. 服の歴史を身にまとえる
古着は年代が古くなるほどに現代では再現できない製法や生地を用いた服が多く、過去の遺産として、まるで服の歴史を身にまとっているような感覚になれます。
細かい点ですが、縫い方やポケットの形を1つ取ってもそれだけで年代が判別され、その多くは年を追うごとに数の減少とともに価値が上がり続けているのです。
異国の地で誰かに大切に愛用されていたからこそ現存する古着を、現代で自分がファッションアイテムとして引き継いでいることを考えると、自分自身も服の歴史の一部になれているような感覚になれます。
古着初心者におすすめのジャンル5選
1. アメカジ
「アメリカンカジュアル」の略で、その名の通りアメリカの雰囲気を感じられるラフな印象があるスタイルです。スウェットやデニムなど、古着ではなくとも誰もが1度は着たことがあるアイテムが豊富にあります。
2. きれいめカジュアル
シャツやスラックスなどのフォーマルなアイテムを、サイズや色みで遊び心を加えながら崩す着こなし方です。普段はきれいめな服装をする人が、初めて古着を取り入れたいときにおすすめですね。
3. 古着ミックス
全身を古着でまとめるのではなく、どこか一部のアイテムに古着を落とし込むスタイルです。バランス良く個性を出せるので、すこしずつ古着を着こなしていきたい人にはぴったりですね。
【初心者必見】古着屋さんでよく聞く用語集
初めて古着屋さんに行ったときに、少しでも店員さんと話しやすいように用語をまとめました。まずは、以下の用語を覚えてからさらに知識を深めていきましょう。
1. 年代編
~’s | 「80’s」や「90’s」といって1980年や1990年などの 年代ごとに製造された古着を指す。 読み方は「エイティーズ」「ナインティーズ」 |
2. 状態編
アタリ | デニムなどを着用、洗濯を繰り返して 白っぽく色落ちした風合いのこと。 |
フェード | Tシャツなどが経年変化で 色落ちしている状態。 |
タタキ | 穴の開いた部分を裏側からあて布をして 何往復もしてリペアする方法のこと。 |
ディテール | 古着の縫い方やポケットなど、細かな造りを 指す際に用いられる言葉。 |
3. カテゴリー編
レギュラー | 古着の中でも1980〜1990年代の 比較的手に入りやすいものの総称。 |
ヴィンテージ | 製造から30年以上経過した古着を 指すが、年代物で価値が高い物 を意味する場合もある。 |
デッドストック | 販売当時に売れ残りなどにより、 新品の状態で保管されていた 古着のこと。 |
古着初心者だった筆者がのめり込んだ理由
もともと、服好きではあったものの古着にはなかなか手を出せなかった筆者が、なぜ、ここまで古着に夢中になったのかをお話しします。
筆者が古着を集め続けた7年間で、多くのお気に入りアイテムとの出会いがありました。
筆者が着ることと同じくらいに古着に魅力を感じている部分は、服それぞれにストーリーがあることです。
例えば、1930〜1950年くらいの年代がかなり古いものには、以前の持ち主がリペアした形跡を見かけることがあります。
ただでさえ、何十年も前の服が現存している事実にも十分価値はありますが、時代をまたいで当時の持ち主の服への愛着を感じられるのは、古着にしかない魅力だといえるでしょう。
当時の作り手や持ち主の想いが形として残り、それを現代のファッションに取り入れながら、オシャレと服の歴史を同時に楽しめることが、筆者が古着を買い続ける最大の理由です。
初心者におすすめの古着アイテム5選
1. シャツ
普段からきれいめなコーデをしている人にとって、シャツは初めての古着として取り入れやすいアイテムです。
代表的なものは、POLO RAPH LAUREN(ポロラルフローレン)の長袖シャツです。デザインの幅も広く定番のアイテムなので、お気に入りの1着を見つけやすいです。
2. Tシャツ
古着におけるTシャツの存在は、コレクション性の高さがあります。
古着のTシャツは価格的に手を出しやすいものが多く、デザインの例を挙げ出すときりがないほど豊富にあるので、あなたにハマる1着に出会えること間違いなしです。
おすすめのスタイルは、すこし大きめのサイズを選んでパンツに※タックインすると、ほどよくゆったりとした着こなしができます。
※タックイン…Tシャツなどをボトムスに入れ込むこと。
3. デニム
デニム地のジャケットやパンツは、さまざまなスタイルに取り入れられるので、初心者にもおすすめです。
最も有名なデニムのアイテムはLevi’s(リーバイス)です。古着上級者にも人気があり、比較的高価なものが多いですが、モデルによっては1万円以下のものもあるので、初めての古着の一張羅(いっちょうら)としてもおすすめですね。
4. スウェット
普段着としてもなじみ深いスウェットは、実は古着好きとしては1着は持っておきたいアイテムのひとつです。
Tシャツと同じように手に入れやすくデザイン性も高いので、シーズンに入れば多くの古着屋さんで、さまざまなデザインのスウェットが数多く並びます。
特におすすめのアイテムはChampion(チャンピオン)のスウェットです。
5. ワークジャケット
ワークジャケットは形の幅が広く、フードや襟付きのものまで着る人のスタイルに合った1着を選べます。
有名なアイテムはCarhartt(カーハート)のワークジャケットです。カジュアルさもありつつ、どこか上品な雰囲気もあるので、馴染みやすい1着だといえるでしょう。