【苦手克服】TOEIC Part3・4専用の解き方を115点アップした実体験をもとに解説

TOEICのPart3とPart4ってやけに難しいですよね。どうやって勉強すればいいかわからないし、そもそも解けるようになるのかな…。そんな不安をお持ちではないでしょうか?

結論、Part3とPart4はきちんと対策すれば解けるようになります。

筆者はPart3とPart4を克服してからTOEICスコアが115点上がり、750点を取得しました。

この記事では、筆者の実体験を交えつつ、以下の内容について詳しく解説します。

  • Part3とPart4の戦略的な解き方
  • 実際にスコアアップできた勉強法
  • Part3とPart4がなぜむずかしく感じるのか
  • Part3とPart4の対策におすすめな参考書3選

あなたも、Part3とPart4を得点源にして大幅なスコアアップを目指しましょう。ぜひ最後までご覧ください!

Part3・Part4の概要

 Part3Part4
試験時間約17分約16分
設問数39問30問
出題形式音声1つにつき
3つの設問
Part3と同じ
特徴2~3人の会話問題
話者が複数人
1人の説明文問 
話者が1人

Part3とPart4の最大の違いは話者の人数です。

どちらが難しいかは個人によりますが、対策の仕方や勉強方法は同じです。

また、Part3とPart4の基本の解答手順は以下のとおりです。

解答手順

1.問題の説明を聞く

2.音声を聞き取る

3.設問の読み上げを聞いて解答する

あらためて、Part3とPart4の実態を理解した上で、きちんと対策勉強に打ち込みましょう。

Part3・Part4で安定して得点する解き方4ステップ

筆者が実践していた解き方を以下の4つのステップに分けて紹介します。

解き方4ステップ

ステップ1】

設問を先読みする – 1問 / 3秒

ステップ2】

設問を簡単に言い換える 

【ステップ3】

音声終了後に3問解ききる – 1問 / 10秒

【ステップ4】

設問の読み上げ時に次の先読みに入る – 1問 / 3秒

それでは、まいりましょう!

【ステップ1】設問を先読み

Part3とPart4の必勝法は設問を先読みして聞き取りの準備をすることです。

設問を先読みして事前に何を聞かれるか理解すれば、必要な情報だけを効率的に拾えるようになります。

先読みのタイミングは、初めの3問は問題の説明時とそれ以降は、設問の読み上げ時にそれぞれ行いましょう。

先読みの所要時間は1問につき3秒で、合計3問で10秒以内に終わらせることを目標にしてください。

【ステップ2】設問を簡単に言い換える

さらに効率的に情報を拾うために、先読み時に設問を簡単な質問に置き換えましょう。

たとえば、Why is the police officer visiting a house ? の訳は 「なぜ、警察官は家を訪問しているのですか?」ですが 「なぜ、家にきた?」と言い換えると設問を覚えやすくなります。ちょっとしたひと手間ですが、設問を忘れたときの読み直し防止につながります。

【ステップ3】音声終了後に3問解ききる

会話文の音声が終われば、3問まとめて回答してしまいましょう。

設問の読み上げ音声が流れている間に、1問につき10秒以内で回答することを心掛けてください。というのも、次の設問を先読みする時間を確保するためです。

先読みのリズムを保つためにも、回答はテンポよく行いましょう。

【ステップ4】設問の読み上げ時に次の先読みに入る

3問すべての回答が終われば、余った時間で次の設問の先読みに移ってください。

3問分の設問の読み上げ音声は約40秒です。その内の30秒で3問とも解いたあと、残りの10秒を使ってステップ1と同じく1問につき3秒で先読みをします。

気をつけるべきポイント

このPart3とPart4の解き方を実践する上では、以下の2点に気をつけましょう。

1. 迷う問題は潔く捨てる

2. 先読みのやり過ぎに注意する

この解き方は、先読みのペースを維持することが重要なので、回答に迷う問題は潔く捨てる勇気を持ちましょう。1度ペースが崩れてしまうと1問どころか3問とも落としてしまうことになります。

また、欲張って先読みをやり過ぎてしまわないように注意しましょう。情報をつめ込みすぎて逆に設問の内容を忘れてしまうおそれがあります。

Part3・Part4の解き方でスコアが115点アップした筆者の実体験

もともと、筆者もあなたと同じようにPart3とPart4に苦手意識がありましたが、さきほど紹介した解き方を実践した結果、スコアが635点から750点にスコアアップしました。

ただ、解き方をマスターする以外にもやっていた勉強法があるので、そちらも合わせて紹介します。

1. Part3・Part4の模試をやる

まずは、実際に時間を計りながらPart3とPart4の模試を行って解き方を覚えましょう。

問題はリスニングの問題集や公式の問題集から抜粋して、より実践に近い環境で取り組んでください。

また、同じ問題を繰り返し解くよりも、異なった問題を多くこなすほうが解き方を覚えられるので、さまざまな問題を解くようにしましょう。

2.シャドーイングでリスニングを鍛える

根本的なリスニングを向上させるために、シャドーイングを並行して勉強しましょう。

シャドーイングとは、英語の音声の影を追うように真似しながら発音して総合的な英語スキルを鍛える勉強法です。リスニング能力が上がったうえで、効率的な解き方を実践すれば、さらなる高得点が狙えます。

シャドーイングのやり方については以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも合わせてご覧ください!
      

3. 設問のパターンを覚える

Part3・Part4の設問はほとんどがパターン化されているので、設問の形式を覚えればさらに解きやすくなります。

たとえば、「なぜ、女性は電話をかけてきましたか?」「話者はどこに勤務していますか?」「男性はなにを申し出ましたか?」など、設問で問われる内容はそのほとんどが形式化されています。

問題を多くこなすほどに、設問パターンにも慣れてくるので、解き方を覚えつつさまざまな設問に慣れていきましょう。

Part3・Part4がむずかしいと感じる理由3選

1. 集中力がもたない

2. 1度聞き逃すと焦ってしまう

3. Part1・2から急に難易度が上がる

1. 集中力がもたない

リスニングの試験時間が約45分間のうち、30分以上の間で集中して英語を聞きながら、問題を解き続けるには慣れが必要です。

また、緊張感のある試験会場では、他の受験生がページをめくる音などが気になることがありますが、対策勉強でしっかりと解ける自信をつければ自分のペースを乱されなくなるので、何度も問題を解いて耐性をつけましょう。

2. 聞き逃すと焦ってしまう

あなたは、リスニング中に聞き取れなかったとき、あわててマークシートを塗った経験はないでしょうか?

リスニングで音声が流れるのは、1度きりなので重要ポイントを聞き逃すと回答が難しくなります。1つの設問に迷ってペースが乱れると連鎖的に聞き逃してしまうので、ときには問題を捨てる潔さを持ちましょう。

もちろん、確実に聞き取って回答できることに越したことはありません。

3. Part1・Part2から急に難易度が上がる

Part3・Part4はPart1やPart2に比べると全体的な難易度がグッと上がります。

試験時間や内容の複雑さにくわえて、処理する英語の文章量が一気に増えてそのままボロボロに終わってしまう、という状態になりがちです。

うろたえずに解くコツは、Part1とPart2でウォーミングアップをしてから、Part3・Part4をリスニングの本番と捉えて挑むと解きやすくなるでしょう。

【書店実地調査】Part3・Part4の解き方を覚えるのにおすすめな参考書3選

 世界一わかりやすい
TOEICテストの授業
[Part1-4リスニング]
TOEICL&Rテスト
精選模試リスニング3
解きまくれ!
リスニングドリル
TOEIC L&R TEST

PART 3&4
定価1,870円(税込)2,090円(税込)2,420円(税込)
問題


129問
(Part1~Part4)

       
500問552問
特徴先読みの基礎固め
ができる   
 
Part1~4の5回分
の模試を収録
Part3・4に特化
した問題集
対象リスニングパートの
基礎から学びたい人
Part1~4全体を
練習したい人
Part3・4に集中して
数をこなしたい人

これらの参考書で今回紹介した解き方を練習しつつ、シャドーイングも並行して行うと効率的に勉強できます。

ぜひ、あなたに合った1冊でPart3・Part4の解き方をマスターしてくださいね!